日本生命 グループ会社間で約9万6000人の個人情報漏洩を発表
日本生命は、同じグループの会社間でおよそ9万6000人分の個人情報の漏洩があったと発表しました。 日本生命によりますと、2021年7月から今年4月にかけて複数回、あわせておよそ9万6000人分の個人情報が、グループ内の保険代理店や持ち株会社、そして日本生命との間で漏洩していたということです。 漏洩した個人情報は、契約者の名前や生年月日、証券番号や保険料などです。 日本生命はいずれも、日本生命の社員や日本生命からの出向者が、個人情報の取り扱いに関する認識が不十分だったなどとしています。 現時点で、外部への情報の流出や営業活動への使用は確認されていないということです。 生命保険業界では先月、第一生命も個人情報の漏洩があったと明らかにするなど、情報漏洩が相次いでいます。 また損害保険業界でも先週、大手損保4社による顧客情報の漏洩があわせて250万件にのぼると明らかになっていて、金融庁は各社からの報告内容を精査した上で、今後の対応を検討していくとしています。