箱根駅伝 早大は7年ぶりのトップ5となる総合4位 花田勝彦監督「3強を脅かす戦いはできた」
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走復路(3日、神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場-東京・大手町=109.6キロ)早大は7年ぶりのトップ5となる総合4位に食い込んだ。 【写真】総合9位で20年連続のシード権獲得も苦しそうにゴールした東洋大・薄根大河 早大は終盤まで優勝候補の国学院大と3位を争い、花田勝彦監督(53)は「3強を脅かす戦いはできた。ただ、選手たちも同じ気持ちで悔しい。そう思えるところまでチームが上がってきたことは成長」と息をついた。 復路は3位から出て、山下りの6区で山崎一吹(2年)が区間5位など必死にたすきをつないだ。最後は3位までは10秒差。花田監督は2連覇の青学大を引き合いに出し「自分で状況判断できる選手にならないといけない。青学大は勝ち方を知っている。今後の課題」と先を見据えた。 次の4月には、昨年12月の全国高校駅伝の1区で日本人歴代最速の28分43秒をマークした千葉・八千代松陰高の鈴木琉胤(るい)や、同3区区間賞だった長野・佐久長聖高の佐々木哲らが進学予定。2011年以来の総合Vへ伝統校の戦いは続く。(石井文敏)