結局週にどれくらい運動すれば健康でいられる?【メニュー例あり】
「運動しすぎる」ことはあるの?
運動量の上限はあるのでしょうか。 一般市民の健康を考えるという視点から見ると、上限はありません。多いほうが良いのです(また、推奨されている運動量より少ないとしても、何もやらないよりやったほうが良いでしょう)。 とはいえ人間は、自分の体が対応できる以上の運動をしてしまう可能性が常にあります。 たまに散歩するくらいの生活をしている人が、いきなりマラソンのトレーニングをはじめてはいけません(今そういうトレーニングをやっていてヘトヘトになっているなら、すぐに休みましょう)。
筋トレを行なう頻度や目安は?
ここまでは、有酸素運動について話をしてきました。有酸素運動とは、連続的に体を動かし(インターバルトレーニングの場合は、短い運動と休憩を繰り返し)、心拍数を上げるものです。 しかし、重要な運動の形式はほかにもあります。 WHOをはじめとする機関は、週に2日「中強度以上での筋トレ」もすすめています。「●回を▲セット」のように行なうあらゆる運動がこれに含まれます(まずは、一般的な「8~10回を3セット」を行なうといいでしょう)。 筋トレの内容は、筋肉を刺激するもの、そして10回目が1回目よりずっとキツイと感じるものなら何でもかまいません。ウェイトトレーニングでも、レジスタンスバンドを使ったエクササイズでも、腕立て伏せなどの自重エクササイズでもOKです。 週3日走っていてもっと走る時間がある人は、走るのを増やすのではなく、ウェイトトレーニングを2日追加してみてください。 筋トレは、1つの筋肉群につき週2日行なうことが推奨されています。上半身と下半身を別々に鍛えたいなら、上半身の日を2日、下半身の日を2日行なうということ。 すべての筋肉を使ったワークアウトが好みという人は、それを週2回以上行なえばいいだけです。 Source: WHO, CDC, American Heart Association
浅野美抄子(ガリレオ)