U-23日本代表は公式戦でPK戦未経験…GK小久保「PK戦は実力ではなくリサーチが大事」
一発勝負の戦いへ。守護神は改めて無失点を誓った。U-23日本代表GK小久保玲央ブライアン(シントトロイデン)は「やっぱりこのチームで勝ちたい。いいスタッフ、いい選手がいるので、そのなかで一番いい色のメダルを取って終わりたい」と語った。 【動画】広瀬すずさんが日本代表ユニ姿で見事なヘディング「可愛すぎる」「さすがの動き」 決勝トーナメントからは引き分けで終わることのない戦いが始まる。準々決勝ではスペインと対戦。激しい攻防ではなく1得点が勝負の分かれ目になり得るなか、選手たちはその先のPK戦にも視線を向けている。 2022年3月に発足した大岩剛監督体制のチームだが、実は公式戦でPK戦を行ったことがない。しかし、MF藤田譲瑠チマは胸を張る。「いろんなところでの非公式の試合ではPK戦を行っていた。緊張感はさすがに違うと思うが、1回も負けていない」と気を吐いた。 指揮官は冷静だ。この日の練習後にはPK練習を実施。「当然データもしっかり持っている。そうならないような戦いをしたい」。まずは90分間での決着をつけるつもりだ。 それでもPK戦にもつれ込んだとき、活躍するのは守護神だ。小久保は「試合中は来ないようにしているが」と前置きしながら「出るなら自分の持ち味を出せたらいい」と自信をのぞかせる。 「PK戦はある程度実力ではなく、リサーチだったり、相手の特徴だったり、そういう自分の駆け引きが大事になってくる。運というよりそういうところも大切」。“国防”はすっかりネット上で定着。チームに危機が訪れたとき、守護神の出番がやってくる。