増加する“シニア婚” 「人生をもっと豊かに」人生100年時代を生きる私たちに与えられた新たな選択肢
あの日から13年、富子さんはいま
未来の伴侶に向けてメッセージを送っていた山崎さん。2011年の取材から13年。 2024年5月「よつ葉会」そして山崎さんはその後どうなっているのか、本人に会いに行ってきた。 放送から4年後に今のご主人と再婚。美容室は再婚を機に息子夫婦に任せ、ご主人と旅行に出かけたり、年に一度のカラオケの発表会に出たりと共通の趣味を楽しみながらのんびりと過ごす毎日のようだ。 ――放送後(2011年)の反響は? 河野富子さん(74): 放送後、電話があって入会者が毎月たくさんの人が集まった。 最高齢は89歳、多い時には150人近い会員が登録していた。富子さんが設立したよつ葉会は2011年から2017年まで活動を続け、6年間でおよそ80組が結婚した。 河野富子さん: 付き合った人はもっと多かった、色々な人と知り合えたのはすばらしい。若い人の出会いの場はあるけど年寄りの出会いの場はあまりない、ありがとうって感謝された。 2024年に74歳となった富子さん。長年の夢だった海が見える家で暮らし、500坪ある敷地内でビワや梅などを育てている。今年からは養蜂もはじめ、愛犬とヤギと愛する伴侶を得てスローライフを満喫している。 河野富子さん: (――にぎやかですね)何もなかったら寂しい、ワンちゃんもいるしヤギもいるし、蜂もいるし。こういうことをしないと田舎のよさがない、できることはなんでもしようかなと。 人生100年時代。いつの時代もいくつになっても幸せな人生を歩むたくましいシニア世代の姿があった。 (テレビ長崎)
テレビ長崎