【ロッテ】佐々木朗希のポスティングを容認 メジャー挑戦へ、松本球団本部長「日本の代表として頑張って欲しい」
ロッテは9日、佐々木朗希投手について、ポスティングによるメジャー挑戦に向けた手続きを開始すると発表した。松本尚樹球団本部長は、「入団した当初より、本人からアメリカでプレーをしたいという夢を聞いておりました。今年までの5年間の総合的な判断として、彼の想いを尊重することにしました。日本の代表として頑張って欲しいと思っています。応援しています」とコメントした。 佐々木はプロ5年目の今季は18試合に登板し、10勝5敗、防御率2・35をマークし、自身初めて2桁勝利を挙げていた。佐々木に関しては、チームのCS第1ステージでの敗退が決まった10月14日の日本ハム戦(エスコン)後に、松本球団本部長が「入団当初から毎年毎年、朗希とは話してますので、当然変わらずそういう話をすることになる。それは入った時からずっと同じなので、これからいろいろ話をしようと思います」と話し、今後に面談の場を設けるとしていた。 ポスティングシステムは球団の権利。佐々木は25歳未満でマイナー契約に限定されるため、契約金は最大で500万ドル程度。契約額に連動する球団への譲渡金は100万ドル(1~2億円)程度とメリットが薄い。球団的には経営的な側面を考えれば、25歳を迎える26年までは容認が難しい状況ではあったが、佐々木の夢を後押しする決断を下した形となった。 契約金に関しては、米スポーツ専門局「ESPN」によれば、ボーナスプール(資金)がリセットされる12月15日以降ならば、700万ドル(約10億7000万円)で、それ以前ならば250万ドル程度になるとし、契約予想額を500万ドル(約7億5000万円)としている。
報知新聞社