滋賀学園が開幕戦で夏甲子園初勝利!春夏連覇を狙う健大高崎が完封勝ち、智辯学園が9回追いついて激戦制す【24年・甲子園初日】
2024年の第106回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)が7日開幕し、1回戦3試合が行われた。 【トーナメント表】夏の甲子園 結果一覧 甲子園100周年の開幕戦は、滋賀学園(滋賀)が終盤に集中打を浴びせて有田工(佐賀)を10対6で破った。4対4で迎えた8回に一気に4点。9回にも2点を奪って試合を決め、15年ぶり2度目の出場で、夏甲子園初勝利を手にした。プロ注目の岩井 天史内野手(3年)は、4打数2安打とマルチ安打をマーク。結局チーム12安打を放って10得点と、打力の高さを見せつけた。 第2試合は健大高崎(群馬)が英明(香川)を1対0で下し、初戦突破を決めた。5回に健大高崎のプロ注目の強打者・箱山 遥人捕手(3年) の左翼フェンス近くへの飛球で、タッチアップした二塁走者・加藤 大成内野手が、一気にホームインする好走塁で先制点。4回途中から登板した石垣 元気投手(2年)が、1安打も許さない圧巻のリリーフでリードを守り切り、接戦をものにした。 第3試合は智辯学園(奈良)が土壇場からの同点劇で、延長11回タイブレークの末に岐阜城北(岐阜)を9対6で下し、3大会連続で初戦を突破した。2点ビハインドで迎えた9回に、中道 優斗外野手(2年)の左前適時打などで同点に追いついた。延長戦へと持ち込むと、10回は3点ずつを奪いあったが、11回にはスクイズなどで再び3点を勝ち越して、粘る岐阜城北を振り切って、激戦をものにした。 この日は暑さ対策として第1試合が午前、第2試合が午後4時からスタートする「2部制」が初めて実施された。 大会第2日の8日は、午前8時から2試合、午後5時から1試合の「2部制」による1回戦3試合が予定され、大阪桐蔭(大阪)-興南(沖縄)の好カードが行われる。