【JRA賞】年度代表馬は選考委員会を経て決定。過去には投票1位がひっくり返ったケースも
2024年度JRA賞が7日に決定した。 年度代表馬には天皇賞・秋、ジャパンCを連勝したドウデュース(牡6)が選ばれた。※年齢は明け年齢 【一覧】JRA賞・受賞馬/投票数 ◇ ◇ ◇ 年度代表馬は記者投票をもとに選ばれる。今年は記者、会友など投票資格を持つ256人が票を投じた。年度代表馬になり得るのは2、3、4歳以上の牡牝、ダート、スプリント、マイル、障害の全10部門からの選出馬だ。各部門賞は投票者数の3分の1以上の票を得た記者投票順位第1位の馬に贈られ、その後、選考委員会を経て決定する。 現行のルールは00年より適用されている。ルール改正前の99年までは、部門賞受賞には過半数の得票が必要とされていた。99年の最優秀5歳以上牡馬部門(現最優秀4歳以上牡馬)では記者投票でボーダーを超える馬が出ず、得票2位(72票)だったエルコンドルパサー(凱旋門賞2着でレーティング134ポンドを獲得)が、選考委員会で僅差1位(83票)のスペシャルウィーク(春秋天皇賞、ジャパンCのG1・3勝)、3位(56票)のグラスワンダー(春秋グランプリ制覇)との決選投票を制して同部門賞を受賞。その後の年度代表馬に輝いた例もある。 競走馬の特別賞は選考委員会(24年は8人)の委員総数の4分の3以上の同意による推薦があったものについて、理事長が特に授賞が必要と認めるときに授与される。調教師および騎手については、理事長が特に授賞が必要と認めるときに授与される。