開戦85年で防衛強化訴え ポーランド、ロシア侵攻念頭に
【ベルリン共同】ナチス・ドイツ軍がポーランドに侵攻した第2次大戦の開戦から85年となる1日、ポーランド各地で犠牲者を追悼する記念式典が開かれた。トゥスク首相はロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「(ポーランドで)再び戦争が起ころうとしている」と述べ、北大西洋条約機構(NATO)の防衛強化を訴えた。 トゥスク首相は北部グダニスクの式典で「『戦争は二度と起こらない』とは言わない。言わなければならないのは『二度と孤立しない』ということだ」と強調。NATOや欧州連合(EU)の結束の重要性を訴えた。 ドゥダ大統領も「防衛力や同盟国の支援があれば攻撃されなかっただろう」と指摘した。