ヤクルトが新外国人右腕のピーター・ランバート獲得発表!年俸2・4億円で背番号「39」に決定 「チームのために全力を尽くします」
ヤクルトは12日、来季の新外国人選手として、今季まで米大リーグ、ロッキーズに所属し、フリーエージェント(FA)となっていたピーター・ランバート投手(27)と契約に合意したと発表した。1年契約で年俸は160万ドル(約2億4320万円)で背番号は「39」に決定。先発候補として期待される右腕は、球団を通じてコメントを発表した。 「スワローズファンの皆さん、こんにちは。東京ヤクルトスワローズの一員として2025年シーズンを迎えられることがとてもうれしく、感謝しています。マウンド上で常にチームのために全力を尽くします。明治神宮球場でお会いすることが楽しみです」 米国出身のランバートは、サンディマス高から2015年のドラフト2巡目(全体44位)で指名され、ロッキーズに入団。19年6月のカブス戦でメジャーデビューを果たすと、7回1失点と好投して初勝利を挙げた。同年は全19試合に先発して、3勝をマーク。今季は28試合の登板中先発は3試合で2勝5敗、防御率5.72だが、先発の適性はある。 188㌢の高身長から繰り出される直球の最速は156キロで、平均でも152キロを記録するなど能力の高さを証明してきた。変化球はカーブ、スライダー、スラーブ(カーブとスライダーの中間的な変化をする球)、カットボール、チェンジアップ、シンカーの6種類と豊富。メジャー通算では74試合に登板し8勝19敗、防御率6.28の成績を収めている。 ヤクルトは2年連続リーグ5位に終わった今季、チーム防御率3.64がリーグワースト。先発に限っては同4.02で、規定投球回到達者と2桁勝利達成者がいなかった。投手陣、特に先発陣の再建は喫緊の課題となっており、大きな戦力として期待される。