「欲しかったなぁ」EICMAで話題のホンダV型3気筒の前に、V型5気筒エンジン車の噂があった【1400cc 200psの弩級GT】
検証3:コンセプト。VFR、XX的なハイテクGT路線か?
────────── 売れ筋コンセプトでかつV型5気筒を生かせるのはコレ ────────── 「V型5気筒を1000ccで出すなら直球勝負のレプリカ路線。逆にある程度エンジンに汎用性をもたせたいのなだ、排気量を上げるべきでしょう。たとえば、次期XX(※CBR1100XX後継機のこと)があるとしましょうか。V型5気筒で1300ccとか1400ccとかにするのも手です。」 「これならCBR1000RRも十分に生き残っていけます。VFRが歴代になってきたような、最新メカ満載のV型5気筒の1400ccで、200psは楽に出せます。この位のインパクトでリリースすれば、価格もある程度乗せられるでしょうし、マスメリットも狙えるでしょう。」 「なぜ1400ccかというと、排気量で他のメーカーを圧倒するためです。ホンダらしさというのは、意外と単純だったりするわけで、『どのスペックでも勝ちたい』のです。量産での耐久性を考慮した上でも、200psは問題ないでしょう。ただ、この場合フロントの操安とフロントタイヤには、技術革新が必要になりますが。」 「リヤタイヤは太くすればいいだけですが、そうするとフロントタイヤとどうバランスさせるのかが課題となります。単純にフロントタイヤを太くするだけでは、ハンドリングが犠牲になります。そこをどう克服していくのかが、ポイントとなるでしょう。」 「たとえば、CBR1000RRで採用した電子制御ステダンなど、軽量化を気にせず最新制御技術を次々と投入していくのもひとつの方法です。そして、最後の最後にはエンジンをアメリカンなどに、転用すればいいのではないでしょうか。X4のようなドラッグスタイルで発売すれば、北米マーケットでの販売も見込めるでしょう。」
1400cc 200psの弩級GT!【実現度は85%】
では、実際に想定しうるV型5気筒市販モデルを完成車として検証してみることにしたい。最後に、T氏へのインタビューの結果、浮かび上がったモデルをCGでビジュアル化して紹介するぞ。 ◆ヤングマシン2004年8月号より
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ヤングマシン編集部