美しい人、飯島直子。vol.02「“癒し系”には違和感しかなかったです(笑)」
── 飯島さんの肩ひじ張らない空気感は、今のBSの番組『飯島直子の今夜一杯いっちゃう?』にもつながっているように思いますが。 飯島 私は今まで秀ちゃん(中山秀征)とか、徳光(和夫)さんとか、ちゃんとしたMCの方がいてのアシスタントが多かったので、最初はどうなっちゃうんだろうと思ったんです。でもレギュラー化する前でまだ数回しか放送されていなかったときなのに、街を歩いていたら「『今夜一杯』の撮影ですか?」って言われて、それはすごくうれしかったですね。そこからレギュラーになって、よし頑張るぞ!ってなったっていう感じです。
── 飯島さんからは前向きなオーラを感じるというか、パワーをもらえる気がします。 飯島 結構言われるんですよ、すっごくポジティブで前向きな人でしょって。でも全然そんなことなくて、もうずっとクヨクヨしてますよ(笑)。人にはいろいろ前向きなことを言うし、励ましたりもするんですけど。だから、人を励ましながら自分を鼓舞している感じなんです。それこそ今だとインスタ(Instagram)のフォロワーさんは同年代の方も多くて、よくコメントをくれる人たちとは、毎日、交換日記をしてるみたいな感じなんです。フォロワーさん同士も仲よくなっていて、コメントで交流している様子も全部読んでます(笑)。でも、ずっと見てると固まっちゃって全部読みきれないという悩みもあるんですけど。
── もうインスタが生活の一部になっているんですね。 飯島 仕事でまったく見られない時もあるので、できる限りですけどね。でもやっぱりみんな、悩みや怒りや悲しみがあって、前もコメントで「愚痴ってごめんね」って書いていた子がいたから、「愚痴んなよ、愚痴ったほうがいいよ」って書いたんです。だから、みんなコメントは長文です(笑)。でもそれで「スッキリしたよ」っていうのを見ると、よかった! って思うし。親にも友だちにも言えないけど、SNSの仲間だったら顔も素性もわからないから言いたいことが言えて、気持ちが落ち着いたり心のバランスを保てる部分もあると思うから、そういう意味でもインスタを始めてよかったなってすごく思いますね。