アーセナルDF冨安健洋が今冬のクラブの移籍計画に大きな影響を及ぼす?「キャリアを決定づけるかも」「元気でいて」
プレミアリーグのアーセナルに所属するサッカー日本代表DF冨安健洋は、怪我の影響で11月に行われたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選のメンバーには招集されなかった。度重なる負傷で移籍の可能性が取り沙汰される中、現地メディアは今冬の移籍市場における冨安の重要度について指摘している。 【写真】アーセナル、最新年俸ランキング 今季開幕前に行われたプレシーズンマッチ直前に、膝の負傷で長期離脱した冨安。現地時間4日に行われたプレミアリーグ第7節のサウサンプトン戦でようやくシーズン初のベンチ入りを果たすと、84分に途中出場で久しぶりのピッチに立っていた。しかし、アディショナルタイムを含めると約15分程度の出番だったが、この試合で再び負傷してしまっている。 チームの最終ラインには負傷者が続出しており、今月にはDFベン・ホワイトが慢性的に問題を抱えていた膝の手術を受けて約2か月程度の離脱が濃厚。イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリも内側側副靭帯の損傷で10月半ばから離脱している。そんな中、英メディア『BBC』は、冨安とカラフィオーリの復帰が近づいていると報じていた。 アーセナル専門サイト『PainIn The Arsenal』は、「アルテタ監督としては、昨年に前十字靭帯断裂を経験しているDFユリエン・ティンバーに依存したくはないはずだ。他の選手に休みを与えるためにも冨安が必要だ。ホワイトが欠場している間、冨安がプレイタイムを稼ぐことになるだろう。体調さえ安定していれば、冨安のパフォーマンスに不安はない」と冨安の必要性を指摘し、「冨安との契約は26年までだ。しかし、怪我が続くようであれば考えを変えるかもしれない。つまり今後数ヶ月は、冨安のアーセナルでのキャリアを決定づけるものになるかもしれない。冨安には今しかないのである」と、今後の数ヶ月がキャリアに大きく関わるかもしれないと伝えていた。 また『Football-addict』は、「アーセナルのチームが最強ではないことは誰もが認めるところだ。まだ質が欠けており、それは中盤と攻撃の2つの領域で明らかだ。契約を成立させるためには、新たなDFの獲得に気を取られてはいけない。度重なる負傷との戦いを経てチームに復帰する冨安には、アーセナルの移籍計画を決定するチャンスがある。彼が健康を維持できれば、アーセナルは守備の補強を気にしなくて済むだろう。そうでなければ、彼を売却して選手を獲得してレベルアップを図るのが賢明かもしれない」と、今後の稼働状況によってはクラブの移籍計画を左右する存在になり得ると述べた上で、「元気でいて」と期待を寄せるコメントも残している。
フットボールチャンネル編集部