うちの子、スマホで何してる?夏休み直前、親に知ってほしい10代のスマホ事情
夏休みは中高生のスマホ利用時間が増え、心理的な依存度も高まる時期。丸一日スマホを手放さない子供を見て、親として不安な気持ちを抱いてしまう人も増えます。そこで、スマホ安全アドバイザーであり、自身も二児の母である鈴木朋子さんにお話を伺いました。子供がどんな目的でスマホを使い、何を楽しんでいるのか。親としてはどんなことに注意し、どんな声掛けをしていけるのか。夏休み前のこの時期に知っておきたい、10代のリアルなスマホ事情を解説してもらいました。(Yahoo!ニュース Voice)
(ケース1)スマホゲーム内で友達とオンラインコミュニケーション
今時のスマホゲームは、複数人でオンラインプレイできるタイプのものがあります。ゲームアプリ内のチャットを使ったり、ボイスチャット用アプリ(例:Discord、LINEなど)を並行して立ち上げたりなどして、コミュニケーションをとりながら遊ぶ人が増えています。 その際、学校の友達など、現実で友人関係にある人と一緒にプレイすることもできれば、現実では一度も会ったことはない見知らぬ他人と一緒にプレイすることもできます。後者の場合においても、毎日ログインして一緒にゲームをすることで徐々に共感や連帯が生まれ、親しい友人関係が出来上がっていくケースも珍しくありません。 オンラインゲーム上での交友関係を最優先するようになると、生活に支障が出ることがあります。例えば、「今夜4人で一緒にバトルしよう」などと約束した結果、その時間帯に必ずログインしなければなりませんし、仲間に迷惑をかけてしまうため、先に抜けることも難しいです。結果、夜通しゲームをプレイしてしまい、昼夜逆転の状態になってしまう可能性があります。 もちろん、オンラインゲームが一概にダメということではありません。ゲームが好きな子は、ゲームを楽しむことで気分をリフレッシュできますし、気持ちを高めることができます。ですので、ゲームをプレイする時間帯を区切るなど、子供と相談しながらルールを作りつつ、上手に付き合っていくのがよいと思います。