ミニチュアの工作機械発売 ヤマザキマザック、64分の1スケールで
工作機械メーカーのヤマザキマザック(本社愛知県大口町)は、工作機械を64分の1スケールでミニチュア化し、自販機で買える「カプセルトイ」として発売した。一般的に、工作機械は普段、暮らしの中でなじみがない人も多い。身近で親しみやすい「カプセルトイ」にすることで、認知度向上を図る。ショッピングセンターなど全国の専門店などで販売する。 カプセルトイは、「ヤマザキマザック工作機械ミニチュアコレクション」と命名。同社が監修し、カプセル玩具製造のトイズキャビン(本社静岡市)と共同で開発した。 ミニチュアコレクションは5種類を展開。複合加工機や5軸加工機、立形マシニングセンター、ハイブリッド加工機に加え、協働ロボットをセットにしたCNC旋盤で、ヤマザキマザックの代表機種をそろえた。工作機械のドアや操作盤などにシールを貼ることで完成し、実機のような色合いを再現している。 また、いずれの機種も扉の開閉が可能。機内の主軸やテーブルなど細かな構造も精巧に再現している。ほかの工場系のカプセルトイと組み合わせ、ジオラマのような工場全体のミニチュア化を楽しむこともできるという。
価格は1個400円。担当者は「自社ブランドや製品の認知度向上につながれば。工作機械のユーザーに対してもさらなるファン獲得ができれば」と話している。ヤマザキマザック工作機械博物館や、ヤマザキマザック美術館でも販売する。