豊かになるために金融リテラシーは必要ない?大切なのはお金を増やす4要素の「稼ぐ力を伸ばす」ための目的と行動
真の金融リテラシーはこれ!
投資を始める上で、投資先として投資信託を選ぶ者も、自分で選んだ企業の株式に投資する個別投資を選ぶ者も、あるいは金投資など、数ある投資の中からどれを選んだとしても、きっと知人に話を聞いたり、あれこれ調べたりもするだろう。 動いていくうちに少しずつ理解も深まり、これまで聞き流していたニュースの内容も耳に残るようになるはずだ。 さらに興味がわけば、日本経済から果てはインド経済の行く末まで調べてみたくなるかもしれない。 新しい発見があるたびに、新しい疑問が生まれてくるに違いない。それがまた次の行動を生んでいく。 投資に向けて行動を起こすことで世の中の動きに敏感になり、敏感になることで社会に対する知識が雪だるま式に増えていく。 こうした循環は実際に行動し、投資を「他人事」でなく、「自分事」にして初めて生まれる。 投資とは、そうした視野を広げる機会を買うことでもあるのだ。 つまりは目標を設定して行動を起こすことこそが、「真の金融リテラシーを身につける」ことそのものであり、いくら学校に通っても、本当の金融リテラシーは行動抜きに身につけることなど決してできないものなのだ。 熊谷幹樹 2001年、日本発の独立系投資信託会社であるさわかみ投信株式会社に入社。アナリスト・ファンドマネージャーを経て取締役運用調査部長に就任し、現在同社の戦略立案実行部門を主導。日本証券アナリスト協会検定会員(CMA®)
熊谷幹樹