「野球・冬リーグ」にプロ球団が選手派遣する真因…劇的に進化したジャパンウィンターリーグの中身
■西武ライオンズが選手やスタッフを派遣する狙い 西武ライオンズは6月に、JWLとともに記者会見を行った。ライオンズの飯田光男常務取締役球団本部長は「ライオンズは新しい分野にチャレンジし、野球界を牽引する”フロントランナーになること”を目指している」とし「JWLに選手を派遣することで認知度が向上し、プロとアマチュアの交流がさらに深まることで、野球界の発展に寄与できると考えている」と話した。 ライオンズは選手だけでなく、スタッフも派遣する。「選手だけでなくスタッフ同士でもプロアマの間で情報交換をしたい。またグラウンド外での交流も盛んにしたい」とのことだった。
DAZN Japanの笹本裕CEOは、「近年、特に若年層の野球人口の減少が叫ばれており、DAZNとしても長く野球と携わっていくために、何かできないかと考えていました。JWLとの業務提携を機に、未来のプロ野球を担うアマチュア、ユース世代にもスポットを当て、『野球』という日本が世界に誇るべきスポーツの持続的な盛り上がりに寄与できればと考えております。ぜひDAZNで、未来のプロ野球選手たちを応援ください」とコメントした。
中国野球協会の陳旭会長は「TEAM RISING STAR OF CHINAは、中国のU23世代の優秀な選手たちで構成されており、その多くは、9月に中国・紹興で開催されたU23ワー ルドカップに出場し、4位という成績を収めました。選手たちは非常に興奮しており、まもなく始まる冬季リーグで、日本の若い世代の選手たちと競い合い、友好を深めることを楽しみにしています」とメッセージを寄せた。 ■地元沖縄にもたらす経済的恩恵
また今年は「2024ジャパンウィンターリーグ実行委員会」を立ち上げ、地元沖縄の経済人がさまざまな形で運営に参画している。 鷲崎代表は語る。 「1年目から組織的としてはあったんですが、今年は皆様が持っておられるリソースを使って盛り上げていこうと言うスタンスで動いています」 11月24日の開幕戦では、会場のコザしんきんスタジアムでは地元の協力を得て「こども&ファミリーフェスティバル」と「コザフードフェスティバル」が行われる。