広島カープ 首位に再浮上 ヤクルトに連勝 台風一過の夜空に菊池涼介&矢野雅哉のアーチ 大瀬良大地も玉村昇悟も好投 矢野のランニングホームラン!
さらに続く矢野。高く上がった打球は、風に乗ってライトポールを直撃。矢野の2年ぶりのホームランが飛び出し、ベンチは大盛り上がり。“師匠”・菊池はこのリアクション。 天谷宗一郎 さん 「守るだけじゃないです。しっかりバッティングの方も成長しています」 その後も打線の勢いは止まらず、この回、一挙5点を挙げたカープ。投打がかみ合い、7対0の快勝。巨人が敗れたため、再び首位に浮上しました。(広島 7-0 ヤクルト) 広島カープ 新井貴浩 監督 ― 菊池涼介と矢野雅哉が連続ホームラン。 「キク(菊池)はツボがありますので、浮いてきたら一発がありますしね、ナイスバッティングでしたね。矢野くんはですね、またね、ちゃんとそこは修正してね、あした、また、やってほしいですね。振り、大きくならないように(笑)。すばらしいスイングだったですね」 ■9月1日(日)広島 vs. ヤクルト(マツダスタジアム) 9月最初のゲーム、カープの先発は、23歳の 玉村昇悟 でした。今シーズン、4度目の 坂倉将吾 とのバッテリーは、序盤からテンポよく投げ込み、3回までヤクルト打線を1安打に抑えます。 天谷宗一郎 さん 「緩急が本当にうまく使えていました。尻上がりに状態がよくなっていきました」 そのウラ、玉村は打席でも見せます。フォークボールにうまく合わせて、センター前へ運びます。 その後、2アウト・3塁・2塁とチャンスが広がり、3番・小園が浮いたフォークをとらえて、2点タイムリーヒット。2試合続けてカープが先制します。 天谷宗一郎 さん 「これでカープが優位にゲームを進められました」 援護をもらった玉村は、4回以降も快調なピッチング。この日、長打を打たれているサンタナに対しては、長く持ってからのクイック投法、そして、タイミングをずらして三振。まるでベテランのような投球術でヤクルト打線を翻ろうします。 追加点がほしいカープは6回、ランナーを1人置いて5番・坂倉。8月は打率3割6分を超えた男が、高めのボールをたたいてレフトへツーベース。チャンスを広げます。