ラウールとトーレスがスペイン3部リーグの試合で再会 試合後、両者ともに互いの関係や印象について語る
リザーブチームの監督を務める両者
スペイン代表のレジェンド、ラウール・ゴンザレスとフェルナンド・トーレスが監督として再会した。 [動画]トーレスのゴールも サガン鳥栖のゴール集 現在、ラウールはレアル・マドリード・カスティージャの監督を務め、トーレスはアトレティコ・マドリードBの指揮官として、ともに3部リーグ相当のプリメーラ・フェデラシオンでしのぎを削っている。 そして両者が第11節で対戦。マドリードダービーの結果は1-1の引き分けとなった。 試合後、ラウール監督はこの結果について「良い試合でした。良いスタートを切り、良い感触を得ましたが、相手は劣勢をどう活かすかを知っていたようです。そこから相手にとって最高の時間が生まれ、それが引き分けにつながってしまいました。我々は勝ち点3を狙っていましたが、それができた試合内容だったと思います。ダービーで負けないのは良いことだけど、納得しているわけではありません」と語った。 そして選手時代にスペイン代表の同志であり、後輩でもあるトーレス監督について質問されると、こう語った。 「彼は友人であり、私たちはお互いをとても尊敬しています。ライバル関係はありますが、それは私たちが仲良くするという意味ではありません。ロッカールームを出るとき、私たちは試合について、人生について話しました。彼がアトレティコで素晴らしキャリアを積んでいくことを願っています」 一方、トーレス監督もこの試合に勝てなかったことを悔やんだ。 「我々はインテリオールの高さを、ウインガーとセンターバックの間の状況に応じて調整しようと努めており、うまくコントロールしました。そして後半は我々の方が良くなりましたが、結局うまくいきませんでした。足りないのは、優位に立ってチャンスがあるときに力強さを発揮することです。後で苦しむことになるし、マドリーのようなチーム相手ならなおさら決断を下さなければいけませんでした」 そしてラウール監督の印象については「ラウールにとって、私は幼い人間であり、ラウールについて私の口から出る言葉はすべて賞賛の言葉です」と述べ、続けて「私が子供の頃に代表チームに入ったとき、彼は私を歓迎し、兄弟のように扱ってくれました。私たちは素晴らしい関係を築いてきました。クラブ間ではライバル関係にありますが、私はサッカー選手として、チームメイトとして彼を追ってきましたし、世界中で彼以上にレアル・マドリードの代表はいません。我々が対戦することは良い思い出となり、とてもうれしいです」と語り、リスペクトの気持ちを最大限に表した。 時代を彩ったスペイン代表のフォワードだった二人。今は互いにリザーブチームで監督としてのキャリアを積んでいる段階だが、いつの日かラ・リーガの舞台でダービーを戦うことになるのだろうか。そんな日が早く来ることを願うばかりだ。
構成/ザ・ワールド編集部
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