〔欧州株式〕おおむね上昇=英0.05%安、独0.62%高(7日)
【ロンドン時事】7日の欧州株式市場はおおむね上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比4.38ポイント(0.05%)安の8245.28で引けた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.62%高、フランスCAC40種指数は0.59%高、ストックス欧州600種指数は0.32%高だった。 原油価格の上昇を受けてエネルギー株を中心に買いが優勢となった。この日発表された2024年12月のユーロ圏消費者物価指数(速報値)が前年同月比2.4%上昇と、市場予想通りだったことも買い安心感につながった。一方、英市場では住宅株や銀行株に売りが広がり、FTSEは小幅ながらマイナス圏で取引を終えた。 FTSEの構成銘柄では、住宅大手テイラー・ウィンペイが4.46%安、広告大手WPPが4.10%安、住宅大手パーシモンが4.00%安と大きく下げた半面、衣料小売り大手ネクストは3.75%高、小売り大手JDスポーツ・ファッションは3.63%高、航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は2.66%高となった。 DAXでは、商用車大手ダイムラー・トラックが4.45%高、医療機器のザルトリウスが3.99%高、化粧品大手バイヤスドルフが3.25%高と相場をけん引。一方、エネルギー大手シーメンス・エナジーは1.50%安、通販大手ザランドは1.30%安、エネルギー大手イーオンは1.19%安と売られた。