大谷翔平が発言「彼にはかなわない、負けたと思いました」青森にいた“怪物中学生”…なぜプロ野球を諦めたのか? 本人語る「大谷と初めて話した日」
大坂が初めて大谷を見た日
大坂は東北大会に出場するまで大谷の存在を知らなかったという。試合後、インタビューのために私の目の前に現れた大坂は打席の中の堂々としたイメージとは打って変わって控えめで、体も打席の中よりも小さく感じられた。 「リトルの頃、自分の中では東北大会までいったらすごいことだと思っていて。なので、青森県内のすごいなと思える選手のことは知っていたんですけど、県外の選手のことまではわからなかったんです」 少年と言っていい年代の大坂は、まだ本州最北端の小さな世界で生きていた。 大坂と大谷が初対戦した6月3日は、準決勝2試合と決勝が予定されていた。リトルリーグの大会ではダブルヘッダーはざらにある。 準決勝の第1試合は岩手県の水沢パイレーツと福島リトルがぶつかった。その試合で、大坂はとんでもない記録を目撃することになる。 〈つづく〉
(「野ボール横丁」中村計 = 文)
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