ミスヒットへの強さは試打した24年モデルで一番⁉ プロギア「RS MAXドライバー」を徹底分析!【ガチ試打計測・動画あり】
センターヒットだけヘッドスピード40m/s前後でも打ってみたが、癸生川プロは、「40m/sくらいで打っても、飛び方は良い。僕は42m/sより40m/sのほうが球の飛び方を見ていると良いなと思う。もちろん42m/sでも打てないということはないですよ」。 一方、データを見た小島プロは反対に、この『RS MAX』×『Diamana for PRGR(フレックスS)』であれば、HS42m/sのほうが適正スピード帯だろうという意見だ。注目したのは「球のつかまり」で、42m/sの場合は、打ち出し方向が1.7度左、弾道の傾きが1.6度左、最終落下地点は7.8ヤード左と球がつかまっていたが、40m/sになると打ち出し方向が0.1度右、弾道の傾きが5.5度右、最終落下地点は8.2ヤード右と、球のつかまりが悪かったのだ。 小島プロは「ヘッドスピードが遅いとつかまり難いんじゃないかなという感じがしました。シャフト自体がしっかりしている印象なので、42m/s前後のほうが合っていると思います」。
寛容性テストを実施! 驚きの結果が!?
次に、先ほどと同じクラブ、そしてヘッドスピードは42m/sという同一条件でトウヒットを試みた。 試打データ 【トウヒット】 <トラックマン4のデータ> クラブスピード●42.4m/s ボール初速●63.0m/s 打ち出し角●11.7度 スピン量●2878rpm 降下角●33.3度 キャリー●221.2Y 飛距離●247.9Y 打ち出し方向●2.5右 スピンアクシス●11.0度左 SIDE●6.6Y左 <GCクワッドのデータ> Hインパクト●16ミリトウ Vインパクト●3ミリ低 試打後のデータを見ながら、癸生川プロと小島プロが意見を出し合った。 癸生川 トウに当たった感じは硬い。オフセンターヒットしたときにヘッドが動く感じは少ないんだけど、ちょっとヘッドが巻くとういうか、つかまる感じが強いのかなと思う。 小島 打ち出しが右でしたけど、トウに当たったから右に出たという感触はありましたか? 癸生川 その感触はないですね。 小島 データを見ると、クラブスピードがセンターヒットと比較して、0.3m/sしか変わらず、ボールスピードは62.3m/sだったのが63.0m/sで逆にちょっと出ているくらいです。打ち出し角度もスピン量も落下角度もほぼ変わらないです。トータル距離は251.6Yと247.9Yですから3.7Yだけ落ちていますが、16ミリトウ、3ミリ下で当たっていることを考えれば許容性は充分にありますね。 癸生川 これだけ打点が変わって、ほとんどのデータが変わらないというのは凄いね。 小島 距離も方向も変わらないですからね。 癸生川 スーパーMAXだね(笑)
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