日本人初“5団体制覇”狙う高山勝成、計量一発パス 温暖フィリピンで減量難なく 日本非公認IBO世界戦
◆プロボクシング IBO世界ミニマム級(47・6キロ以下)王座決定12回戦 高山勝成―カー・ル(Kha Lu)(18日、フィリピン・ゼネラルサントス市) 前日計量が17日、当地で行われ、元世界4団体ミニマム級王者・高山勝成(41)=石田=、対戦相手のカー・ル(24)=オーストラリア=ともに一発でクリアした。アマ転向、プロ復帰を経て、8年ぶりにミニマム級での減量を乗り越えた高山は「フィリピンの暖かさもあって、過去1、2ぐらいの仕上がり」と約1週間前から現地入りする作戦が奏功し笑顔。日本人初の5団体目のベルト獲得へ「タイトルへのモチベーションがあり、頑張ってこられた。相手がどんな出方をしてきても攻略する」と世界初挑戦のルに歴戦の差を見せつける。 IBO(国際ボクシング機構、本部・フロリダ)は日本非公認のマイナー団体ながら、過去にスーパーライト級のマニー・パッキャオ(フィリピン)、ミドル級のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)ら名チャンプを輩出。高山は勝てば日本人初のIBO王者にもなる。通算成績は高山が34勝(12KO)9敗1無効試合、ルが7勝(3KO)無敗。
報知新聞社