<春に駆ける・健大高崎’23センバツ>選手紹介/7 /群馬
◇狙うはホームラン 川口龍吾外野手(2年) 高校入学直前に肩の手術を受け、野球ができない状態からのスタートで「同級生より遅れて焦った」。中学では捕手だったが、リハビリ期間に赤堀佳敬コーチに打撃力を買われて野手に専念した。 足には自信があり、機動力を生かした攻撃スタイルに憧れて入学した。「直線は速いがコーナリングはまだまだ。基本的に不器用なので」と笑う。 昨秋大会では3試合に出場し、2試合で打席に立った。初打席となった県大会3回戦では臆することなく初球から思い切って振り、二塁打を記録した。「甲子園ではホームランを打ちたい」 ◇打撃センスきらり 塚原蒼斗内野手(2年) 秋の関東大会準決勝では4点を追う六回に代打で出場。初球には手が出せず、2球目で打ち取られた。「ネクストバッターズサークルでタイミングを合わせる準備がしっかりできていなかった」と反省する。 赤堀佳敬コーチは「左肘の使い方がうまい」と打撃センスを称賛する。野球を始めた小学1年から自然と左打ちだが普段は右利きのため「左手が弱い」。この冬は逆方向にも押し込める打撃ができるように、片手でのティー打撃練習を多く取り入れた。 甲子園では「初球から力強いスイングをしたい」と意気込む。=つづく