メルカドリブレが「中南米でEC最大手」に成長できた理由
中南米18カ国で展開、月間訪問者4.5億人で首位を走る(写真:Pavlo Gonchar/SOPA Images/LightRocket via Getty Images)
アメリカ市場に上場している注目銘柄を取り上げる連載企画「はじめての米国株」。今回は中南米における電子商取引(EC)を柱に業績拡大が続くメルカドリブレ( MELI )を紹介する。(最新の ドル円相場はこちら です)メルカドリブレは消費拡大の余地が大きそうなラテンアメリカを主戦場としており、電子決済サービスなどのフィンテック分野でも事業を強化している。今後も高い利益成長を続けられるか注目しておきたい存在だ。 アルゼンチン出身で今もCEOを務めるマルコス・ガルペリン氏が、アメリカ・スタンフォード大学に在学中の1999年に仲間らと起業した。2007年にはラテンアメリカ発祥のIT企業として初めてナスダック市場へ新規上場している。 事業は、中南米で最も多くの利用者とページ閲覧数を誇るインターネット小売りモール「メルカド リブレ」が主軸。ブラジルやアルゼンチン、メキシコなど中南米18カ国で事業展開(2022年末時点)しており、2023年4月の月間訪問者は約4.5億人にのぼった。
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大和証券 米国株執筆班