〈カオスすぎる都知事選〉エロポスターに掲示板“ショバ代ビジネス”は「日本の恥」か。NHK党・立花孝志氏は「まさにシメシメです」有権者からは「選挙に関心を持つ人が増える」との声も
7月7日投開票の東京都知事選は6月20日に公示されるや否や、カオスの様相を呈している。立候補者のポスター掲示板には全裸女の写真が貼りだされ、掲示板の半分近くのスペースは「ショバ代ビジネス」に使われている。街のあちこちで醜悪な光景が展開されることになった首都決戦はどうなるのか。 〈画像多数〉“ほぼ全裸”卑猥なポスターを張る桜井MIU氏ほか
エロポスターを掲示した候補は警告を受けると一転…
候補者番号「18」の河合悠祐候補は、「名もなきイメージガール」を名乗る桜井MIU氏がほぼ全裸でM字開脚のポーズをとるポスターを張り出した。 「表現の自由への規制はやめろ」「モザイク解禁」の文字があり、性器の露出を解禁しろと主張したいらしい。 「顔面を白塗りし『ジョーカー』と名乗る河合氏は草加市議でしたが、知事選に立候補したため公職選挙法の規定で失職しました。政治家といっても“迷惑系”で、奇抜なメイクをし、新宿で困難を抱える若い女性を支援する団体Colabo(コラボ)の活動を妨害することなどで名を売ってきました。 昨年、朝日新聞が河合氏のヨイショ記事を書いたところ、“これまで河合氏は差別発言を繰り返してきた人物だということを朝日はわかっているのか”との非難が高まり、朝日新聞は記事の取り下げと謝罪に追い込まれました(社会部記者) 河合候補は立候補届け出直後の20日、桜井氏がポスターを掲示板に張り出す動画をSNSにアップし「こちらのセクシーポスターが東京中に貼り出され、東京の街は地獄と化します」と書き込むなど大はしゃぎだった。 しかし、首都のあちこちにグロいエロ写真が現れたことには早速、非難の声が上がった。 「掲示板は当然、通学路にもありますが、子どもにポルノを見せることは性暴力だとみなされます。都や都選挙管理委員会に『子どもに見せられない』『なんとかしろ』という声が次々上がりました。 結局、警視庁が夜になって都の迷惑防止条例違反(卑猥な言動の禁止)に当たるとして河合候補本人を呼び出して警告しました。 その後、河合候補は報道陣に『警告をいただいたということです。速やかにはがすように求められたので、それに従ってはがしていいきます』と言った後、新宿内の掲示板では自らポスターをはがしていました。 表現の自由を掲げて闘うようなことをうたいながら警告一発で白旗を上げるとは、結局ウケ狙いだったのでしょう」(警視庁担当記者) 21日になって河合候補はSNSに「ありがたいことに、いろんな方にお手伝い頂いて、はがす対応を早朝から行っています」と書き込み、前日の強気は影もない。