【RIZIN】浅倉カンナ「時々ふと寂しいなという気持ちになるけど」×伊澤星花「自分は寝ても立っても強いので」=9月29日(日)『RIZIN.48』
2024年9月29日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.48』の合同公開練習が18日、都内にて行われた。 【写真】マイクを握った浅倉カンナは率直な思いを語った 女子スーパーアトム級(49.0kg)では、今回の試合で引退する浅倉カンナ(THE BLACKBELT JAPAN)と、現同級王者の伊澤星花(JTT/Roys GYM)が対面し、互いの練習を視察。試合への意気込みを語った。 練習前に「打撃は今日は見せないで、極上のグラップリングを見せたいと思います」と夫のCOROと組んだ伊澤に対し、浅倉は同門の重田ホノカを相手に打撃のマススパー。こちらもタックルは封印しての動きとなった。 今大会で引退する浅倉は、「いつも通り試合に向けて練習ができていてそんなに(引退の)実感はないです」としながらも、ファンに向けては、「自分の引退試合が間もなくになりました。時々ふと寂しいなという気持ちになることもありますけど、しっかり準備できたので、当日楽しみにしていただけたらと思います」と、10年のプロMMAキャリアに感慨はあるものの、「記念試合」にすることなく準備が出来たと語った。 対する伊澤はCOROとのグラップリングで、ギロチンチョークや腕十字などでタップを奪うと、スタンドを封印したことについて「いまエリーコーチと小倉(將裕)さんと打撃を作ってきているので、今回は打撃でKOしたいと思います」と打撃決着を目指すという。 フィニッシュブローを問われると「跳びヒザですね。(タックルへのカウンターで?)自分から行きたいと思います」と、タックラーである浅倉へのけん制のみならず、狙っているとした。 その跳びヒザ予告に、浅倉は「跳びヒザ、怖いなって思いましたね」と笑顔を見せながらも「でも自分はしっかりここに向けてチャンピオンに向かうので、最後に格闘技に向き合ってここまでこれているので、感謝の気持ちも込めて、最後いい試合をしたいなと思っています」と女王との試合の意気込みを語る。 対して「自分は寝ても立っても強いので、特にタックルを警戒することなく、自分で試合を作って行こうと思っています」という伊澤は、浅倉の26歳での引退を「同い年なのでちょっと複雑な気持ちもありますが」としながらも、「今回の試合は自分の強さを見せることだけに集中しています。この試合に向けて新しいことに挑戦してきて、まだもうちょっと強くなれるかと思うので、最後1週間でも追い込んで上げていくので試合を楽しみにしていてください」と、新しい伊澤星花を見せるとした。 浅倉は、2017年「RIZIN女子スーパーアトム級ワールドグランプリ」決勝でRENAに一本勝ちで優勝。その後、2019年から2020年にかけて4連勝も、浜崎朱加との同級タイトルマッチでは2度敗れるなど戴冠ならず。2022年7月の同級GP1回戦でパク・シウに判定負け後、2023年4月の前戦で元ONEのV.V Meiに判定勝ちしていた。 MMA13勝無敗の女王・伊澤は、現RIZIN女子スーパーアトム級王者。現DEEP JEWELSストロー級&アトム級王者。 2022年4月のRIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチで浜崎朱加に判定勝ちで王座戴冠。同年12月のRIZIN女子スーパーアトム級ワールドGPで、パク・シウにスプリット判定勝ちで優勝すると、2023年7月のRIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチでクレア・ロペスをニンジャチョークで極めて初防衛に成功。同年大晦日に山本美憂にRNCで一本勝ち。2024年3月のDEEP前戦でもパク・シユンに2R ニンジャチョークを極めて、現在4試合連続一本勝ち中だ。 伊澤がMMAでの先輩を越えるか、浅倉が有終の美を飾るか。
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