鮮やかに色づくイチョウ 松本で今季初の氷点下
長野県の松本地方は8日、寒気の影響と、晴れて地表の熱が奪われる放射冷却が効いたため、松本市沢村の最低気温は氷点下0・8度と、今季初めて氷点下となった。平年より4・7度低く12月上旬並み。日中は晴れたものの、最高気温は12・1度と平年を3・5度下回った。 日が高くなり雲が切れると、山の中腹が白く染まった北アルプスが現れた。松本市のアルプス公園では、周囲の紅葉と山並みのコントラストを楽しみ、写真に収める人たちがいた。 市内のキッセイ文化ホール一帯では、青空とイチョウの景色が映えた。ウオーキング中の人や外国人観光客が木の前で足を止め、黄色く輝く葉に目を向けていた。 長野地方気象台によると、9日の松本は晴れ、最低気温は氷点下1度、最高気温は15度の見込み。