街の「幸福度」ランキング、長野県原村が全国2位に 「上位を維持することが大事」と村長
賃貸住宅建設大手の大東建託(東京)が全国の自治体を対象に、住人がどのくらい幸福に思っているかを調査した2024年の「街の幸福度」ランキングで、長野県原村が全国2位にランクインした。昨年の全国1位から、今年は僅差で北海道東神楽町に1位を譲った。全国の村では唯一ベスト50位以内に入った。 2024年の「街の幸福度」ランキングのトップ5
ランキングは回答者50人以上の自治体が対象。原村は初めて対象となった昨年の調査で全国1位になった。「家族全員が元気に暮らしている」(77歳男性)「健康でおいしいものを食べられている」(48歳女性)といった評価が寄せられた。
原村は移住による社会増で人口増加が続いており、民間組織「人口戦略会議」が4月に発表した報告書で、100年後も若年女性が多い「自立持続可能性自治体」とされている。
牛山貴広村長は「景観が良く自然豊かで暮らしやすい点が評価された」と分析。「1位にこだわらず、上位を維持することが大事。どんな施策が必要なのかを見極める必要がある」と話している。