無料でニュースから論文までまとめる「Perplexity」の使い方:生成AIことはじめ
2025年、生成AIを活用した情報収集が身近になってきている。その中でも、より専門的な情報収集に特化したAIツールも注目を集めている。 【全画像をみる】無料でニュースから論文までまとめる「Perplexity」の使い方:生成AIことはじめ 「生成AIことはじめ」最後となる第4弾は、AIを使った情報検索に特化した「Perplexity」(パープレキシティ)を紹介する。 信頼性の高い情報源から最新情報を収集し、分かりやすく整理してくれるPerplexityは、調査や研究をサポートする強力なツールだ。詳細は後述するが、ソフトバンクやワイモバイル、LINEMOの契約者は1年間無料で有料版が使える。
AIを活用した情報検索プラットフォーム「Perplexity」
Perplexityは、AIを活用した情報検索プラットフォームだ。 基本的な検索機能を備えた無料版と、高度な検索や分析が可能なPro版(月額20ドル)の2つのプランを提供している。 無料版でも、基本的な検索機能は特に制限なく利用できる。まずは無料版を使ってみることをオススメしたい。
実際に使ってみよう
1. ウェブサイトからの情報収集 Perplexityの基本機能は、ウェブ上の情報を効率的に収集し、整理することだ。 例えば「2024年の人工知能業界の主要なトレンドを教えて」と質問すると、複数の信頼できる情報源から最新の動向をまとめて提示してくれる。 情報源は常に明示され、それぞれの出典へのリンクも表示される。 「このトレンドについてもっと詳しく」「具体的な事例は?」といった追加の質問もできるため、興味のあるトピックを深く掘り下げられる。 2. 最新ニュースの要約・分析 また、ある程度知りたいポイントが決まっている場合は、Perplexityに指示を出してみよう。 例えば「半導体業界の最新動向について、特定の3点に絞って簡潔に教えて」といった指示を出すと、その通りに回答してくれる。 時間のないビジネスパーソンにとって、Perplexityは効率的な情報収集ツールとなる。朝一番の情報収集や、会議前の確認といった場面で活用できるだろう。 3. 専門情報・論文の検索 学術論文や専門的な情報を探す場合も、Perplexityは優れた支援ツールとなる。 「学術」モードを使用すると、査読付き論文や専門的な文献に焦点を当てて検索できる。 「量子コンピューティングの最新研究動向について教えて」といった質問に対して、Perplexityは関連する論文や研究成果を整理して提示する。 専門用語の説明や、研究の背景情報なども含めて理解を深められる。
ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOユーザー向け特典も
Perplexityの特徴は、関連する情報を整理・分析した上で提示してくれる点にある。 まずは無料版で基本的な検索機能を試してみて、より専門的な調査や研究が必要な場合は、Pro版の活用を検討すると良さそうだ。 Pro版ではより高度な「プロ検索」の回数制限が緩和されるほか、使用するAIモデルを選べるようになる。 なお、2024年6月からは、ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOのユーザーを対象に、Pro版を1年間無料で利用できるキャンペーンが実施されている。キャンペーン期間は2025年6月18日まで。
石井 徹