米エクソン、第4四半期は減益予想 全般的な業績低迷受け
Sheila Dang [ヒューストン 7日 ロイター] - 米石油大手エクソンモービルは7日、石油精製利益の落ち込みや事業全体の低迷を受け、2024年第4・四半期の利益が前期比約17億5000万ドル減少するとの見通しを示した。米証券取引委員会(SEC)への提出資料で明らかにした。 上流資産の売却で利益が約4億ドル押し上げられる一方、全体では約6億ドルの減損損失を計上するとも明らかにした。減損の理由には言及していない。 LSEGによると、アナリストは第4・四半期の1株利益を1.76ドルと予想している。前年同期は2.48ドルだった。 RBCキャピタル・マーケッツの石油アナリストはエクソンの業績見通しについて、コンセンサス予想を大きく下回ると指摘。石油精製事業における「強い逆風」が示されたと分析した。 エクソンの24年第3・四半期利益は86億ドル、23年第4・四半期の調整後利益は99億6000万ドルだった。 同社は今月31日に決算を発表する。