エースなら誰もが通る道? チェルシー指揮官がパルマーに改善を求めるは“マンツーマン対策”をとられた時の存在感
ここまで11ゴール6アシスト
現在プレミアリーグ17試合を終えて、リヴァプールに次ぐ2位につけているチェルシー。優勝候補のアーセナルやマンチェスター・シティをも上回る成績を残している。 今シーズンより指揮を執るエンツォ・マレスカ監督の下、好スタートを切ったチェルシー。そんなチェルシーで変わらずチームのエースとして君臨するのがイングランド代表MFコール・パルマーだ。昨シーズン、加入1年目ながらプレミアリーグ34試合で22ゴール11アシストを記録したパルマーは今シーズンも好調ぶりをキープ。ここまではリーグ戦17試合で11ゴール6アシストをマークしている。 そんなパルマーについて、マレスカ監督が改善を求めたのがマンツーマン対策をとられた時のパフォーマンスだ。スコアレスドローに終わった前節のエヴァートン戦では徹底的にマークにつかれたパルマー。それでも『SofaScore』のデータによるとキーパスは最多となる3本、ビッグチャンスクリエイトを1回記録したが、マレスカ監督はマンツーマン対策をとられた時でも存在感を発揮してほしいと考えている。 「彼はまだ、マンツーマンの場面で改善しなければならない。特にイライラすると試合に集中できなくなるからだ。試合を重ねるごとに、マンツーマンでマークされた時の動き方を理解していくはずだ」(英『Daily Mail』より) チェルシーの攻撃陣には他にもタレントが揃っているが、アシストもゴールも決めることができるパルマーは相手にとって最も警戒すべき選手であり、厳しいマークは必須だ。昨シーズン、大ブレイクを遂げたことで、他のどのチームもこれから「パルマー対策」をとってくることは間違いないだろう。 マンツーマンなどその選手に特化した対策を相手チームに取られることはエースと呼ばれる選手にとって宿命でもあるが、プレミア屈指の選手となったパルマーには相手の対策をものともしない絶対的な存在へと成長を期待したい。
構成/ザ・ワールド編集部