防衛省 特定秘密の違法取扱いと潜水手当不正受給でも新たに処分
防衛省は安全保障上の特定秘密について、違法な取扱いが新たに104件確認されたと発表しました。このうち101件は人事異動に関係するものです。 特定秘密の取扱いの資格を持っていても、ほかの行政機関から転入するときは新たに資格をとる必要がありますが、この規則が十分に理解されず、新たな資格を取らないまま特定秘密の取扱者に指名されていたということです。 そのほか、共有フォルダで特定秘密文書が保存されていたケースなどもあったということです。 特定秘密の違法な取扱いをめぐって防衛省はことし7月、120人規模の処分を行いその後も点検を進めていました。 また、海上自衛隊の潜水手当の不正受給をめぐり、新たに86人を処分したことが発表されました。うち8人はことし7月に処分が発表された部隊の隊員で、2人は懲戒免職となりました。 また、ほかの潜水部隊でも手当の過払いが確認され、78人が処分を受けたということです。