写真家・作家の顔も持つ、映画プロデューサー・石井朋彦の仕事術【HOW I WORK】
テレビやYouTubeからも情報を集める
──情報収集は、どのように行なっていますか? 本を読むのが大好きです。テレビや映画も重要なインプットですね。テレビは、「100分de名著」「NHKスペシャル」「BS世界のドキュメンタリー」などを欠かさず観るようにしています。 YouTubeによるインプットも重要です。東浩紀さんのYouTubeチャンネルや、彼が主催する「シラス」というオンラインメディア、宮台真司さんの「ビデオニュース・ドットコム」、小説家・石田衣良さんの「大人の放課後ラジオ」。 いずれも、今この瞬間を的確に語られている貴重な情報ソースです。 フリーランスは組織に所属していない分、積極的にインプットしないとネタが枯れてしまいます。個人だからこそ、多方面の知識を蓄え、的確な話ができるよう準備することはとても重要だと思います。 ──どのように知識を蓄積するのでしょうか? インプットしたことはアウトプットしないと覚えないので、学んだことは必ず打ち合わせや仕事で積極的に言葉として発するようにしています。 いわゆるネットニュースやバラエティ番組はほぼ見ません。みんなが知っていることを知るよりも、みんなが知らないことを知っていたほうがいいと考えています。 一方で人間の汚い部分とかドロドロした部分が垣間見える報道には注目しています。それが、作品制作の参考になることが多いからです。
年に2回人間ドック。野菜や豆類を食生活の中心に据える
──ストレス解消法や健康法として何をしていますか? フリーランスになって、ストレスは会社員時代の半分に減りました。楽しさとチャレンジと緊張感が三つ巴になって、楽しいことのほうが多いですね。ストレス解消というのは、特に意識していません。 健康管理については、年に2回人間ドックに行きます。 ゲームのような感覚で数値を前年と比較しながら、サプリに頼らず、食生活を改善することで平常な数値に近づくようにしています。 ──食生活で気をつけていることは? 食べ物は、野菜や豆など体に負荷がかからないものが中心。会食するときは、その場で食べられるものを楽しんで食べますね。若いころにバックパッカーだったので、何でもおいしく食べられます。 スポーツはヨガ教室に週1~2回通っています。朝晩ヨガを欠かさなければ、大概の状況には対応できる気がします。心の安定は、体の安定がつくりますね。 睡眠は、眠いときに眠り、起きたいときに起きています。かつては3、4時間の睡眠時間でしたが、40歳を超えてからはまずいと思い、6~7時間は眠るようにしています。 最近は寝具も進化しているので、趣味感覚で選んで試すのも楽しいですね。