「全国大会出場」のような派手な活躍は必要ない…推薦入試のプロが激推しする"活動プログラム"の種類
■おすすめは大学主催の研究会やワークショップ もちろん、論文や研究、プレゼンなどという言葉が出てくると、ハードルが高くて無理そうだと思うかもしれません。ここでは、普通の高校生ができるものを紹介しましょう。 これから活動実績をつくりたい人には、大学主催の研究会やワークショップへの参加がオススメです。 手軽なものであれば、高校生に向けた公開講義や大学の研究見学、大学生と一緒に研究の一部に参加するようなイベントがあります。あるテーマについて大学生と高校生で議論するようなワークショップも開催されています。 大学のホームページで情報が公開されていますし、成績や学力の条件がなく、誰でも気軽に参加できるものがたくさんあります。 少し本格的なものであれば、長期間にわたって大学の研究室で研究をおこなうプログラムもあります。このような長期的なプログラムになると、はじめに研究のやり方などのガイダンスがあり、研究も大学生と一緒におこない、最終的には論文の執筆や研究会での発表を目指す、体系的なプログラムも多いです。これらは最初に選考があることが多く、それを突破した人のみが参加できます。 ですので、最初は気軽なワークショップから始めて、ゆくゆくは長期的なプログラムへの参加を目標にするとよいかもしれません。プログラムに参加できれば、大学生や教授と一緒に研究を進めることで論文の執筆につながり、対外的に発表する機会ももらえるかもしれません。 すぐに論文というのは無理でも、最初のきっかけは意外とハードルが高くありません。 ■大学の教授とのつながりができる オススメの活動実績について、もう少し補足していきます。ここでは「大学主催」の活動をオススメする理由をお伝えします。 1つ目は、その大学を受験する際に有利になるからです。もちろん、直接的に加点されるわけではありません。ただ、その大学の志望理由に説得力が増すことや大学の教授とのつながりができるメリットがあります。 面接の場で、自分が研究活動に取り組んだときの教授が面接官となれば、有利になることは簡単に想像できます。もちろんそれだけで合格するわけではないですし、面接官が誰かはわかりようがありません。しかし、無視できないメリットです。