記憶に直結する“香り”を大切にするために。ラフラ・ジャパン『PROUDMEN.』シリーズのフレグランス
グルーミングバームは“練り香水”とも言われるもので、顔でも手でも足でもどこに塗っても構わない「全身クリーム」。 ベトつかずサラッとした感触だが適度な保湿力もあるので、四季を通じて肌の気になる箇所に使用している。
スーツリフレッシャーは、本来はその名が示す通り、スーツのような毎日洗えないものに使う衣類用フレグランスだ。 僕はフリーの編集者兼ライター/コラムニストという職業柄、スーツとは縁のない生活をしているが、洗いざらしのシャツやTシャツのシワ取り用として使っている。 そうそう、僕は大人になってから町道場で剣道の稽古を復活させて今も続けているのだが、防具の中で特に匂いがキツい小手にも、ちょくちょくこのスプレーを使っている。 効果てきめんである。
『PROUDMEN.』シリーズの良いところは、フレグランス性に重点を置いた製品でありながら、香りが強すぎないことだ。 たまに、やたらと強い香りを放つ自己主張の強いおっさんがいるが、あれがどうしても理解できず、ただほんの少しだけ周囲に気を使いつつ、自分の気分を良くするためにフレグランスを用いたいと思っている僕にとっては、ちょうどいい塩梅の“弱さ”なのである。 ■■自分だけのための香り製品を選定するためのコツ 香りの好みは人によって千差万別なので、『PROUDMEN.』シリーズを手放しで万人にすすめることはできないが、“Myフレグランス”を選ぶ際に気をつけたほうがいいと思っているポイントがある。 それは、なるべく容易に入手できる製品にすることだ。
フレグランスのような毎日使うグルーミング剤は、残りわずかになり新しいものを買おうと思った際、実店舗でその日のうちに購入できることが望ましい。 欲しいと思った瞬間に買えないと、今日明日のためにとりあえず違う製品を購入してしまいがちだが、一度買うとそれを使い切るまで香りの統一が崩れてしまう。 こだわりの強い人は、ネットでもなかなか手に入らない輸入品のフレグランスを使ったりしているが、そういうのを絶やさずに入手し続けるのは、相当に大変だろうと思う。 僕は元来そこまでのこだわりはないので、手を伸ばせば届く距離にあるものを選ぶことにしているのだ。 とは言え、例えばコンビニで売られているような製品では、あまりにも一般的すぎて面白みがない。 適度にほかの人とかぶらず、でも手に入れやすく、そして持続するために値段が高すぎないものがベスト。 そうしたバランスが取れていて、なおかつ香りが自分の感性にぴたりとハマったのが、僕の場合はたまたま『PROUDMEN.』シリーズだった。