クリエイターの世界観を堪能するショップ3選。| 宇南山加子、井藤昌志、内田悠
01 ■「五感」に響く日用の美」を次世代に向けて提案。|デザイナー・スタイリスト 宇南山加子
職人自らが作品を紹介するギャラリーショップや、デザイナー自身のオリジナルアイテムが並ぶ店。クリエイターの世界観を最も美しい形で伝える3つの空間から、その魅力をご紹介。 【フォトギャラリーを見る】 東京・台東区鳥越の人気店〈SyuRo〉のデザイナーとして、素材を生かしたオリジナル商品を生み出してきた宇南山加子。次世代に向けて、より豊かな暮らし方を提案すべく、新たなギャラリーショップ〈SAMNICON by SyuRo〉をオープンした。場所は自然豊かな長野県の御代田。店の前には畑や池や川もあって、清々しい気持ちで商品と向き合える。宇南山とともに空間を作り上げたのは、デザイナーの松岡智之。店内には、松岡が日本各地の家具メーカーと協業した家具のほか、〈SyuRo〉のオブジェやモダンな指物の箱も並ぶ。丁寧に作られた家具や生活道具は使う人の五感を磨き、日常に潤いをもたらすはず。
〈SAMNICON by SyuRo(サムニコン バイ シュロ)〉 長野県北佐久郡御代田町塩野482-10 TEL 050 1288 9340。営業日、時間はInstagram: @samnicon_miyota。 Google Maps
02 ■ オーバルボックスも希少な家具も全種揃う。|木工家 井藤昌志
わずか4坪と思えぬ充実ぶり!「〈IFUJI〉の商品すべてが揃う、小さくても愛されるキヨスクのような店を目指しました」と木工家の井藤昌志は言う。井藤による工芸ブランド〈IFUJI〉の東京初となる直営店。
代表作のオーバルボックスは、ほとんどのサイズや色形が揃うほか、自分だけの1点もオーダーできる。草木染の経年変化や、店名の由来でもあるスワロウテイル(曲木の繋ぎ部)の話など、オーバルボックスの魅力に浸れるのもこの店ならではだ。オンラインでは買えない家具が並ぶ点も貴重。「修繕や染め直しにも対応します。工芸は大切に使えば生涯の伴侶になる。この店はその喜びを伝える窓口です」
〈IFUJI the box tailor(イフジ ザ ボックス テイラー)〉 東京都台東区松が谷2-15-8 ROOST BLDG 1F TEL 03 5246 3345。12時~18時。火曜・水曜休(祝日の場合は営業)、年末年始休。営業日、時間は公式サイトへ。Google Maps