地元から世代を超えて愛される…“ふるさと”を思い出すラーメン店 2代目の女性店主が守る父の味
高校3年の女の子: 「17歳です。高校3年生です。小学生の時から通っているので、10年以上は通っています」
遠藤さん: 「可愛い、娘みたいなものです、似てないですけど。お父さんと2人で来ることもあるし、お母さんと2人で来ることもあるし、こうやって1人で来てくれることもある」
マイどんぶりを持参して、テイクアウトする常連客もいます。 女性客: 「何年前かわからないけど、ここができてから来ています」 遠藤さん: 「きのうラーメンだったでしょ」 女性客: 「そうそう。毎日来ているね、なんだか。きのうラーメンだったからきょうはチャーシュー丼。なくてはならないありがたいお店」
地元の人たちにとって欠かせない「愛されラーメン店」ですが、お店を一緒に切り盛りしている従業員の女性も、元はお客さんでした。 従業員の女性: 「ばぁちゃんでしょ、お母ちゃんでしょ、わたしでしょ、子供でしょ、いま孫も産まれて。(客で来ていて)ナンパされました(笑)」
Q声をかけられた時は 「ラーメン毎日食べられるって(笑)」
■大切にしていることは「味を守る」…愛されラーメン店を続ける店主の想い
夕方、午後6時、6歳の男の子を連れた親子が晩ご飯で訪れました。
母親: 「1歳からここで食べています。いつも大盛です」 お母さん自身も、小さい頃から父親に連れられて、ほていやに来ていたといいます。
母親: 「週末にお父さんが仕事終わってから、『ほていやに行く』って言われて『やったー』って感じでついていく感じだった。いまは逆になっているので。私が仕事終わってから、『行くよ』って言ったら(子供が)『やったー』って感じで」 遠藤さん: 「いつもお持ち帰りも買って。彼は次の日の朝もラーメンがいい」 母親: 「(息子は)朝からここのラーメンを食べています」 6歳の息子さんは翌朝の朝食も、ほていやのラーメンを満喫していました。
地元の人たちが世代を超えて愛する場所、ほていやのラーメンは、そんな「ふるさとの味」です。
遠藤さん: 「一番大切にしていることは味を守ること。変わったらたぶんお客さん来てくれないと思うので。この味が食べたいから頑張ってねって、その声だけでやっていけますね。せっかくやりだしたことだから、体がもつ限り、あと何年もつかわからないですけど頑張っていきたいと思います」 2024年11月13日放送