DellがフラグシップゲーミングPC「Alienware Area-51」を復刻 デスクトップとノートの2製品で「NVIDIA製次世代GPU」を搭載
Alienware Area-51 Laptop(ノートPC)
「Alienware Area-51 Laptop」は、Area-51の復活プロジェクトの一翼を担うゲーミングノートPCだ。16型(Alienware 16 Area-51)と18型(Alienware 18 Area-51)の2サイズが用意されており、新しいインダストリアルデザイン「AW30」に基づいて設計されている。「最高のゲーム体験を求めるゲーマーに応えるパフォーマンス」を備えているという。 発売は2025年第1四半期を見込んでおり、当初はカスタマイズ(CTO)オプションを限定して販売するという。価格は最小構成時(後日発売)で1999ドル(約31万6000円)、最大構成時で3199ドル(約50万5400円)となる見込みだ。 AW30に基づくデザインは、「エイリアンの神秘性と超越性」を感じられることをテーマにし、北極圏で観測できるオーロラから着想を得たという。ボディーは「リキッドティール仕上げ」を施した陽極酸化アルミニウム製で、光を吸収すると色味が変わる。 本体後方のサーマルシェルフは半透明で、LEDライト(AlienFX)によってオーロラのような不規則な輝きを再現できるとのことだ。このエフェクトは起動音と連動させることもできるという。 曲面主体のデザインを強調すべく、画面と基部を結ぶヒンジは目立たないようになっている。底面パネルの一部はCorningの強化ガラス「Gorilla Glass」で、冷却ファンなど内部の一部をのぞけることも特徴だ。 CPUは発表されたばかりのCore Ultra 200HXプロセッサで、モデルによってCore Ultra 7 255HX(Pコア8基+Eコア12基)かCore Ultra 9 275HX(Pコア8基+Eコア16基)から選べる。GPUは「NVIDIAの次世代ラップトップGPU」を搭載している。メモリはDDR5規格で、最大64GBまで搭載可能だ(一部容量でXMP対応モジュールも選択可能)。ストレージはPCI Express 4.0/5.0接続のSSDで、2~3基搭載構成の場合はあらかじめ「RAID 0」が構成される。 ディスプレイは16型または18型で、サイズ以外のスペックは共通している。パネル解像度は2560×1600ピクセルで、リフレッシュレートは最大300Hz、遅延は最短3ミリ秒となる。最大輝度は500ニトで、DCI-P3の色域を100%カバーしている。表示同期はNVIDIA G-SYNCに対応し、Advanced Optimusも利用可能だ。 Webカメラは約200万画素または約800万画素で、いずれも顔認証に対応している。キーボードはテンキー付きで、オプションとしてメカニカルスイッチ(CherryMX)キーボードも選択できる。 ポート類は、左側面にイヤフォン/マイク端子とSDメモリーカードスロットを、背面にUSB 5Gbps Standard-A端子×3、Thunderbolt(USB4、※1)端子×2とHDMI出力端子を備える。18型モデルは有線LAN(2.5GBASE-T)端子も備えている。Thunderbolt端子は、USB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応している。 (※1)Thunderbolt端子は、搭載するGPUによって「Thunderbolt 4端子」または「Thunderbolt 5端子」となる 無線通信は、Wi-Fi 7とBluetooth 5.4を利用可能だ。
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