DellがフラグシップゲーミングPC「Alienware Area-51」を復刻 デスクトップとノートの2製品で「NVIDIA製次世代GPU」を搭載
Dell Technologiesは1月6日(米国太平洋時間)、ゲーミングブランド「Alienware(エイリアンウェア)」の新製品/新サービスを発表した。この記事では、ゲーミングPCの新製品の概要をお伝えする。 【画像】デスクトップモデル「Alienware Area-51 Desktop」
Alienware Area-51 Desktop(デスクトップPC)
「Alienware Area-51 Desktop」は、Alienwareブランドにかつて存在した「Area-51(エリア51)」を現代に“復活”させるプロジェクトの一翼を担うゲーミングデスクトップPCで、AlienwareのフラグシップゲーミングPCとして開発されたといい、IntelのCore Ultra 200Sプロセッサと「最新のNVIDIA製GPU」を搭載可能だ。サステナビリティー(持続可能性)を向上する観点から、長期間にわたりメンテナンスやカスタマイズをしやすい設計としていることも特徴となっている。 発売は2025年第1四半期を見込んでおり、当初はカスタマイズ(CTO)オプションを限定して販売するという。価格は最大構成時で4499ドル(約70万9000円)となる見込みだ。 ボディーはフルサイズタワー型で、容積は約80Lとなる。排気用のファンを使うことなく排熱できるようにすべく、異なるサイズのファンを3種類搭載し、ガスケットやシールを使って内部の空気が漏れ出さないように工夫している。 この設計により、従来のAlienwareデスクトップPC比で高負荷時における本体内部の温度は最大13%低下し、騒音は最大45%削減できたという。実働パフォーマンスについても最大50%向上できるとのことだ。 このボディーはあらゆるパーツを交換する前提となっており、内部のQRコードをスマートフォンやタブレットで読み取れば、交換/修理/メンテナンス方法を紹介する動画を視聴できるという。マザーボードをサードパーティー製に交換した場合は、別売のハーネスを用意することで本体のLEDライト「AlienFX」を制御可能だ。 電源ユニットはATX12VOに準拠しており、最大出力は構成によって850W出力(80PLUS Gold)、または1500W出力(80PLUS Platinum)となる。 先述の通り、CPUはCore Ultra 200Sプロセッサで、最大構成ではCore Ultra 9 285Kを搭載可能だ。GPUは「NVIDIAの新型GPU」を搭載可能だ(中国のみ「GeForce RTX 4090」も用意)。メモリはDDR5規格で、最大64GBまで搭載可能だ(一部容量でXMP対応モジュールも選択可)。ストレージはPCI Express 4.0/5.0接続のSSDで、2基搭載するオプションも用意されている。 通信は有線(2.5GBASE-T)と無線(Wi-Fi 7/Bluetooth 5.4)に標準対応している。 Alienware Auroraにもアップデート AlienwareのデスクトップPCには「Alienware Aurora」もあるが、2025年第1四半期の後半をめどにカスタマイズオプションとしてCore Ultra 200Sプロセッサと「NVIDIAの新型GPU」が加わる。価格については発売が近づいたタイミングで告知するという。
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