ずんだ、佐藤の会リニューアル続く「東北道のSA/PA」羽生・佐野編
リニューアルを通じて佐野SAと佐野市との連携が深まり、佐野SAが市のPRに大きな役割を担うようになったのだろう。 物販コーナーの一角には、地域の工芸品である「天明鋳物(てんみょういもの)」や「間々田(ままだ)紐」「みかも焼」の展示もある。 また、全国のSA/PAに設置されているハイウェイスタンプも、SAのリニューアルに合わせて、市のシティプロモーションに取り組む高校生プロジェクトメンバーがデザインした印影を新たに採用している。
SA/PAの役割が、「ちょっと立ち寄ってすぐに通過する施設」から「じっくり楽しむ地域の拠点」へと大きく変化したことを実感した体験であった。 なお、佐野SAは上り線の方も現在リニューアル工事が始まっており、完成した暁には、またユニークな情報発信の基地になるだろう。同じ日に観察した羽生SA(上り)、菖蒲PA、蓮田SA(上り)については、後編でお伝えする。
佐滝 剛弘 :城西国際大学教授