「サブカルとJ-POP」1970年代編、長髪、全共闘、CMソング、ウーマンリブ、暴走族
音楽としてのサブカル、個人の生き方としてのサブカル
静かな伝説 / 竹内まりや 流れているのはこの番組の後テーマ、竹内まりやさんの「静かな伝説」です。 竹内まりやさんも新宿ロフトが始めたレーベルでデビューしたわけですから、やっぱりサブカルから始まったんですね。そうやって考えると、サブカルと70年代というのは切り口がたくさんあって、曲を選ぶのも大変で、これだけで1カ月やりたかったなと思って今週を終わろうとしておりますが。サブカルとして始まった人と、そこからメジャーになった人。ずっとサブカルのままという人と、いろいろな生き方がやっぱりあるんですね。でも、総論的にいろいろなことを見ていくと、こういう人選になるのかなと思っての選曲でしたが憂歌団とか入っていませんしね。ミカバンドの話もできませんでしたし、やっぱり70年代はおもしろかったですね。70年代よかったでしょうって言われると、いやいつの時代もおもしろいんですよというふうに必ず言うようにしていたのですが、近年この頃の人たちがこれだけ次々といなくなると、やっぱりあの時代はおもしろかったなあというふうに思ったりもしております。 その時代のムーブメントとしてのサブカルと音楽としてのサブカル。そして個人の生き方としてのサブカル。光の当て方でいろいろなストーリーが生まれてくるので、どこに寄ればいいんだろうとか、何を取り上げようとか揺れながら最終回を迎えることになるんだと思いますけども、来週が80年代なんですね。これね、2カ月やるというふうに最初から申し上げていて、来週が80年代でその後90年代。8月はどうするの?というふうに思われている方もいらっしゃるでしょうが、これは誰も予想しなかったところに話がいくと思いますね(笑)。僕も自分でどうなっていくのかなと思いながら、でもこれが今のサブカルなんだなという話にはなると思います。このへん、80年代ぐらいまではリアルタイムのことなので、いろいろな自分の経験としてもお話ができるのですが、そこから先は手探り。暗中模索という今月来月であります。 <INFORMATION> 田家秀樹 1946年、千葉県船橋市生まれ。中央大法学部政治学科卒。1969年、タウン誌のはしりとなった「新宿プレイマップ」創刊編集者を皮切りに、「セイ!ヤング」などの放送作家、若者雑誌編集長を経て音楽評論家、ノンフィクション作家、放送作家、音楽番組パーソリナリテイとして活躍中。 「J-POP LEGEND CAFE」 月 21:00-22:00 音楽評論家・田家秀樹が日本の音楽の礎となったアーティストにスポットを当て、本人や当時の関係者から深く掘り下げた話を引き出す1時間。 OFFICIAL WEBSITE : OFFICIAL Twitter :@fmcocolo765 OFFICIAL Facebook : @FMCOCOLO radikoなら、パソコン・スマートフォンでFM COCOLOが無料でクリアに聴けます! →
Rolling Stone Japan 編集部