関東一 春のリベンジを果たし準決勝進出!修徳の荒井監督はこの夏で監督を退任【24年夏・東東京大会】
関東一は春季都大会で修徳に敗れている。関東一はそのリベンジのため、しっかり対策を立ててきた。春、関東一を完封した修徳のエース・飯山 大夢(3年)に対し関東一の米澤 貴光監督は「飯山君の真っ直ぐに思った以上に刺される。そして低めのスライダーを振らないことを指示しました」と語る。猛暑の中の第3試合、「飯山君の疲れもみえました」と米澤監督は語る。 【トーナメント表】東東京大会 結果一覧 修徳は1回表に1点を先制したが、関東一は3回裏、3番・坂本 慎太郎外野手(2年)の二塁打を含め、2番・成井 聡外野手(3年)、4番・高橋 徹平三塁手(3年)、5番・越後 駿祐一塁手(2年)の連続安打などで3点を挙げ、4回裏は一死二塁から1番・飛田 優悟外野手(3年)、さらには3番・坂本の三塁打などで3点を挙げ、試合を優位に進めた。 関東一は、投手陣が盤石だ。「チームは勝ったけど、納得のいくピッチングはできませんでした」と先発の左腕・畠中 鉄心は語る。それでも4回を投げて被安打6,自責点1に抑える。5回からは右腕の坂井 遼(3年)がマウンドに立ち、150キロ近い速球を投げ込んでくる。もともと球威のある坂井であるが、この夏、さらにその威力が増している。9回にやや熱中症気味になり2点を失ったが、それ以外は圧巻の投球であった。加えてこの試合では投げていない大後武尊(3年)という投手もいるのだから、投手陣は質量ともに豊富だ。 一方敗れた修徳の荒井 髙志監督は、この夏で修徳の監督を退任する。最後は関東一に敗れたが、選手たちの健闘を称え、「彼ららしい姿はみせてくれました。彼らの戦いは、胸に来るものがありました。悔しい気持ちもありますが、幸せな経験をさせてもらい、感謝の気持ちが強いです」と語った。