「闘魂スタイルvs王道スタイルの最高峰の試合を見せてやる」闘魂継承者・中嶋勝彦が芦野祥太郎との4年ぶりのシングルを制し三冠王座防衛!
27日、東京都・エスフォルタアリーナ八王子にて全日本プロレス『新春ジャイアントシリーズ2024~めだかやドットコムpresents~』が開催。中嶋勝彦が芦野祥太郎を下して三冠ヘビー級王座の3度目の防衛に成功した。 中嶋は2002年にWJプロレスから当時史上最年少であった15歳9ヶ月でプロレスラーデビュー。その後は佐々木健介に師事して健介オフィスおよびダイヤモンド・リングで活動し、2008年からNOAHに参戦。2015年にNOAH所属となってからは2度のGHCヘビー級王座戴冠や史上初のN-1 VICTORY二連覇を達成するなど団体の中核を担う選手となった。 しかし、中嶋は昨年9月末を以て突然のNOAH退団。フリーとなってからは全日本プロレスへと殴り込みをかけ、11月には青柳優馬を制して三冠ヘビー級王座を戴冠。12月には大森北斗とともに世界最強タッグ決定リーグ戦優勝。さらに大晦日には健介オフィス時代から“色々あった”宮原健斗を倒して三冠王座を防衛。NXTからの刺客である“ウィリアム・リーガルの息子”チャーリー・デンプシーからも防衛を果たしNXT進出を叫ぶなど、全日本で頂点を極めているばかりか世界も視野に入れている。 全日本に上陸した中嶋は突然『闘魂スタイル』を自称し、昨年末の三冠王座戦では“過激な仕掛け人”新間寿を帯同し『アリ・ボンバイエ』で入場。勝利した後には全日本プロレスのリングで「1.2.3.ダァー!」を叫び、炎のファイターで帰っていった。 さらには、今月14日の試合後には意識朦朧の様子で“ジャイアント神様”からのお告げとして「全日本に不穏な空気が流れ始めてる。どうやら、他社からの引き抜き、そしてクーデターが起きようとしている。今不安定なこの全日本、契約書もまだ出されてない選手もいるみたいだ。本当かどうかはわからない」とあまりにも不穏なマイクで場内をざわつかせるなど、NOAH時代の中嶋を知るファンからは不安な声が聞こえてくる行動を見せている。 この日、中嶋に挑戦したのは芦野祥太郎。 芦野は昨年のチャンピオン・カーニバル優勝を果たしたものの、試合後に左腕の骨折が発覚。そのまま長期欠場に入り昨年大晦日に復帰したばかり。 中嶋と芦野は、2020年2月のWRESTLE-1最末期でWRESTLE-1王座をかけて対戦した過去がある。当時最強の王者として君臨していた中嶋に対して芦野は圧倒的な力量差を見せつけられた上で敗北。WRESTLE-1ファンは絶望の底に叩き落とされた。 互いに立場は変わったものの、『所属として団体の希望を背負った芦野が外敵王者の中嶋に挑む』という構図は全く同じ。約4年越しに迎える両者の対戦がどのようなものになるのかに注目が集まっていた。
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