「闘魂スタイルvs王道スタイルの最高峰の試合を見せてやる」闘魂継承者・中嶋勝彦が芦野祥太郎との4年ぶりのシングルを制し三冠王座防衛!
闘魂スタイルを標榜する中嶋は序盤からアリキックでの足攻めを狙うも芦野は付き合わず、トップロープ越しに俵返しで場外に投げ捨てるなど手荒い歓迎。 しかし、中嶋は芦野の古傷である左腕に狙いを定め、拳を握りながらの闘魂コブラツイストから左腕への脇固め、ショルダーアームブリーカー、サッカーボールキックの連打と猛攻。 芦野は腕が痛んで得意のスープレックスを出せずに苦戦するものの、ロコモーション式ジャーマン・スープレックス2発からジャーマン・スープレックス・ホールドを決めるなど猛反撃。さらに必殺のTボーンスープレックスを狙うが、回転エビ固めで切り返した中嶋が振り向きざまの殺人ビンタ。さらにバーティカル・スパイクで突き刺してから左腕を腕固めで絞り上げると芦野もたまらずギブアップ。
試合後、全日本の世界タッグ王座&GLEATのG-INFINITY王座のタッグ二冠王である【SAITO BROTHERS】斉藤レイがリングに上がり「お前最近、闘魂だなんだのと色々うるせえなあ。いいか、俺は正直お前が闘魂だなんだと言おうがどうでもいい。ただ、テメーがこの全日本プロレスに来てからその三冠ベルトを一発で手に入れて、そして去年の最強タッグも優勝した。こうやって好き勝手やってるのは気に食わねえ。俺はお前を1度この手でぶっ倒してる。この俺の挑戦表明を、受けろ!」と挑戦表明。 中嶋は不敵に笑いながら「レイ、SAITO BROTHERSなのにレイお前1人だけでいいのか?レイ、ジュンでSAITO BROTHERSだろ?2人まとめてどうだ?だけどな、一言だけ言ってやるよ。一発で獲って、最強タッグも獲って、今なおこの三冠ベルトを持ち続けてるのは、三冠王者・中嶋勝彦。闘魂スタイルだ!」と演説。 会場にはブーイングの声を上げるよりも沈黙を選択する観衆が多く、異様な空気の中で中嶋はレイに大会の締めを丸投げして帰っていった。 バックステージに戻った中嶋は「2人で1つ。SAITO BROTHERS。2人がかりでもいいぞ。闘魂スタイルvs王道スタイルの最高峰の試合を見せてやるよ」とニヤリ。 対するレイは「俺はこの王道を代表して闘うとかそういうことを言うつもりは微塵もねえが、ただあの中嶋が全日本に来てから好き勝手やってる。その事実は気に食わねえ。この俺が必ずアイツをぶっ倒してベルトを取り返してやるよ。中嶋勝彦、必ずこの手でぶっ潰してやるぜ!楽しみにしてろ!フォーーーッ!!」と外敵退治に向けて雄叫びを上げた。
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