【実録】旅行へ行った際、うっかり「ホテルのタオル」を持って帰ってきてしまった! 場合によっては窃盗になるの? 対策もあわせて解説
先日、家族旅行でホテルに滞在しました。楽しく遊んで帰宅すると、手荷物にホテルのロゴが入ったハンドタオルが紛れていることに気づきました。わざとではなく、うっかり持ち帰ってしまったのですが、罪に問われることがあるのでしょうか? 本記事では、旅行先の備品を持ち帰ってしまった場合に罪に問われるのか、もし問われる場合はどのような罪状が考えられるかを解説しつつ、対処法についても実体験をもとに紹介します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
ホテルへの連絡
本来持ち帰ってはいけないホテルの備品を発見したときの気持ちは、驚き以外の何ものでもありませんでした。「これは窃盗罪に当たるのではないか?」と不安が頭をよぎりましたが、誠実に対応することが最善だと判断し、ホテルに連絡をすることにしました。 おそるおそるホテルに電話し、スタッフへ状況を説明したところ、予想に反して穏やかな対応。「ご連絡ありがとうございます。タオルの件ですが、わざわざ返送していただく必要はございません。よろしければ、そのままお使いください。必要ない場合は処分していただいて構いません」という回答に、ホッと胸をなでおろしました。
ホテルの備品について
ホテルの備品については、持ち帰り可能なものとできないものがあり、明確に記載されていない場合、判断に迷ったことがある人もいるかもしれません。 ホテルによって考え方が異なりますが、個包装になった歯ブラシやシャンプー、石けんなどの小さなアメニティなど、その場で使用することを想定されている消耗品は、持ち帰り可能な場合が多いです。 反対に、タオルやバスローブなどの洗濯や洗浄をしてほかのお客さんも使うような備品は持ち帰り不可である場合が多いので、注意しましょう。今回、筆者はホテルのロゴが入ったハンドタオルを持ち帰ってしまったのですが、これは明らかに持ち帰り不可の備品でした。 万一持ち帰ってしまったとしても、気付いた時点で報告し、ホテルに対応について確認することが大切です。 備品を持ち帰ってしまった場合、ホテル側が「窃盗被害」と認識すると、刑法235条に定められている窃盗罪に問われる可能性があります。その場合、最大で10年の懲役や50万円の罰金が科せられる可能性があります。