阪神・高橋 鳴尾浜で術後初めてキャッチボール「より成長して戻れるように」 開幕1軍へ一歩前進
復活への道のりを着実に歩んでいる。阪神・高橋が鳴尾浜で術後初めてのキャッチボール。20メートルの距離で軽く腕を振り、リハビリが順調であることを明かした。 「このぐらいの時期に(投げられる)と言われていたので。手首自体の痛みとかはないし、ここからちょっとずつ(強度を)上げていけたら」 当初は白紙だった開幕1軍へ、また一歩前進した。11月上旬に「左尺骨短縮術後に対する骨内異物除去術」を終えた。同26日の契約更改時には年内のキャッチボール再開を示唆しており、ここまではプラン通り。ブルペン入りについては「僕が聞きたいくらいです」と不透明だが、経過は良好といえる。 「手首の感覚的にもまだまだ上がっていく段階。今日の距離感で強く投げても、違和感が出ないようにしたい」 投球以外では走力アップに重点を置く日々だ。「足が速い人はボールも速い」という自己分析に基づき、SNSも駆使してトレーニングや理論を模索する。「手術をさせてもらったので、ケガが治るのをただ待つだけじゃなく、より成長して戻れるようにしたい」。3年ぶりに1軍で登板した今季は5試合で4勝を挙げたが、満足の2文字はない。レベルアップを遂げ、先発陣の柱として躍動する。 (松本 航亮)