【衆院選】最低賃金1500円、実現できる?……経済界でも賛否「地方が瓦解」「払えない企業はダメ」 専門家「リストラも」
■経済政策のプランとセットで見定めを
藤井キャスター 「経済界はこのように意見が分かれていますが、専門家はどうでしょうか?」 小栗委員長 「日本経済に詳しい野村総研の木内登英さんは『1500円はかなり高い水準で、現実味が薄い。会社側が無理して最低賃金を上げたらリストラの可能性もあり、労働者側もうれしいのは最初だけとなる』と指摘しています」 「経済そのものが良くならないと、会社側も最低賃金を引き上げられません。経済政策の具体的なプランとセットで、各党の姿勢を見定める必要がありそうです」 藤井キャスター 「篠原さんは経営者でもありますが、どう見ていますか?」 篠原ともえさん(デザイナー/アーティスト『news zero』水曜パートナー) 「賃金を上げるのはいいことだとは思いますが、経営する身としては、中小企業の中には新たな雇用を控える苦しい経営者もいると思います。そういう企業に向けてサポートがあるといいなと感じています」 (10月23日『news zero』より)