吉田麻也、W杯前の準備を痛感した大会振り返る 早目に本戦出場決めるメリットとは?
■その理由は?吉田選手「絶対アメリカで試合をするべき」
来年のW杯でベスト8以上を目指す日本。開催国のアメリカを最も知る男が、そのヒントを教えてくれました。 吉田選手 「僕は絶対アメリカで試合をするべきだなと思いますね」 内田さん 「なんで?」 吉田選手 「アメリカに行ったことがある選手は、ほとんどいないから」 内田さん 「たしかに、アメリカは行かないね」 アメリカ、カナダ、メキシコで行われる来年のワールドカップ。西と東で4500キロ以上離れ、移動が過酷なだけでなく時差が3時間。6月の平均気温20℃のカナダのバンクーバー。一方、平均気温35℃にもなるメキシコのモンテレイなど、環境も様々です。 本大会前の準備を強調する吉田選手。実は、それを痛感した大会があります。 それは、2014年のブラジル大会です。当時、日本代表は史上最強と言われながらも、まさかのグループステージ敗退となりました。 吉田選手 「ブラジルW杯の時は涼しい所にいて、そこから毎回暑い所に行って、みんな体が動かなかったという反省があるので。それを踏まえて、そういう準備をしていく」 ブラジル大会は快適な地域を拠点にしたものの、試合会場は高温多湿。コンディション調整がうまくいかなかったといいます。 吉田選手 「行って肌で感じないと。アメリカ、大きいじゃないですか。キャンプ地を選ぶんだったら真ん中あたりが一番両方に行きやすいのかなというのと同時に、真ん中が過酷なんですよ、環境が。まず暑い、高地もある。だから真ん中にいることで、他に行った時に楽になる。そういうのは行かないと分からないから、それを経験しに行くのは、すごく大事」 大会の結果を左右する準備。そのための時間をより多く作るため、3月のバーレーン戦に勝って出場を決めることが重要となります。 吉田選手 「日本代表としての良さを存分に発揮すれば、ベスト16の壁は確実に破れるし、その先も見えてくるんじゃないかなと。そこでまた僕が、何かしら手助けできるんじゃないかなと」 内田さん 「して」