ちゃんみな「その花はどんなかたちでも絶対に咲く」全候補者の“才能”を称賛。3次審査の結果が明らかに【『No No Girls』レポート#4】
「私たちは音楽でつながっているから、音楽のことはなんでも言ってほしい」
今回通過できなかった9人の候補生たち。3次審査終了後、ちゃんみなとSKY-HIは彼女たちがいる部屋へと向かう。そして、ちゃんみなは彼女たちに向かってこう話しかけた。 「本当にきれいごとが大嫌いだからきれいごとを抜きにして言うと、ある意味Yesなんですよ。OKなの、世間的に見てじゅうぶんな人たちなんだよね。方向性の話であって、けっしてダメでしたって受け止めないでほしいなっていうのがあって」 あなたたちは決して“No”ではない、というちゃんみな。続けてレッスンで先生から“あなたは黒だ”と言われたという、Ep.01のインタビューで明かしたエピソードをメンバーたちにも話す。 実はこのエピソードには続きがあるという。 「その先生にはもうやめろって言われていたのよ。『もう、今やめたほうがいい。みなちゃんは韓国語もしゃべれるし、英語もしゃべれるし、ほかのこといっぱいできるじゃん。だから、今やめてほかの道に進んだほうが絶対利口だよ、頭いい判断だよ。そっちのほうが』って言われていたし、『正直かわいくないから表に立つとかじゃなくて、裏の仕事とか考えてみたら』とも言われたの。でも、私は絶対ここがよかったのよ。絶対に歌うことがよかったし、絶対に歌を作ることがよかったの」 ちゃんみなは続けて、「自分と同じ気持ちの人はここにもいるだろうけれど、そう思ってる時点で絶対に大丈夫」と彼女たちに語りかける。「どんなかたちでも絶対に咲くの、その花」と。 「みんなも私と同じだと思ってほしい。同じタイプなんだって思ってほしいの。私が励みになるかはわからないけど、私は今、幸せなんだよ、それでも。この気持ちがあるだけで、絶対にあのときあきらめなくてよかったと思うんだよね。私たちは音楽でつながっているから、音楽のことはなんでも言ってほしい」 今回であきらめてほかの道に行くのであれば、背中を押すとも言う。夢をあきらめることも、追いかけ続けることも、どちらにも苦しみがつきまとうことをちゃんみなはわかっているようだった。ネガティブなものに引っ張られることなく、自信を持ってどの道にも進めるように。そんな思いが込められているようにも感じた。 候補生たちにもその思いが伝わったのか、気丈に振る舞っていたメンバーも涙を流していた。AIKAが「ハグがしたい」と言うと、あとに続いてほかのメンバーもちゃんみなとハグがしたいと立ち上がる。それぞれがちゃんみなに抱き合いながら感謝を述べ、別れを告げた。 今回通過できなかったメンバーたちは、今後どう変わっていくのだろうか。いつかまた別の場所で彼女たちのパフォーマンスを見たい。画面越しからもそう思わずにはいられない3次審査だった。 次回Ep.05では、3.5次審査と4次審査の様子が配信される。4次審査は、候補者だけで曲を完成させる「クリエイティブ審査」になる予定だ。 * 【『No No Girls』Ep.04配信予定】 ■2024年11月1日(金)20時~
文=奈都樹